ブルース・リウ ピアノリサイタル🎹ミューザ川崎シンフォニーホール

ピアノ

3月17日 ミューザ川崎シンフォニーホールにてブルース・リウのピアノリサイタルが開催されました。 昨年2月にショパンピアノコンチェルト第2番を聴いた時のブログをアップしてますが、いつかソロのリサイタルに行きたいと思っていたので念願叶ってとても嬉しい👍

ソロで聴くブルース・リウの響きはとにかく美しい✨✨ピアノは今回もやはりファツィオリでした! 煌びやかな響きが特徴のファツィオリですが、その魅力を引き出すための技術はもちろん必要であり、ブルース・リウだからこそあの響きが出せるのでしょう。

今回のプログラムはロシア音楽の多様な名作が組まれてました。

まずはチャイコフスキー(1840〜93)の『四季』、1月から12月までの季節が移り変わっていく風景が物語のように詩的な情感に彩られ素敵な曲です。 ブルース・リウがショパンコンクール優勝後に親密に向き合ってきたというだけあり、非常に美しく歌い上げられ洗練された感動的な演奏でした。 バレエ音楽で有名なチャイコフスキーですが、実は有名なピアノコンチェルト第1番をはじめ、チャイコフスキーにとってピアノがもっとも身近な楽器であったこともあり、生涯においてかなりのピアノ曲が書き継がれています。

「四季」の前半(1月から6月まで)の後に演奏したバレエ「白鳥の湖」より「4羽の白鳥たちの踊り」は、ピアノ独奏曲として編曲されたもので、ブルース・リウらしいリズム感で華やかなキラキラな響きで、おしゃれに音たちが舞い踊ってました🎶

スクリャービン(1872〜1915)のソナタ4番、連続する二つの楽章はまるで宇宙を旅するかのような神秘的な響きの連続。躍動感溢れるリズミカルな2楽章はキレのある演奏でブルース・リウには合っていたように思います。そしてこの曲は彼の美しい音色が一際目立ったのではないでしょうか。。。

プロコフィエフ(1891〜1953)のソナタ7番「戦争ソナタ」 その名の通り、響き、リズム、調性はとても難しく、不安に揺れ動く。非常に高度なテクニックを要する難曲中の難曲。演奏もさることながら聴くこともなかなか困難だと思われるのですが、ブルース・リウの見事なピアニズムで打楽器的な猛烈なフィナーレは圧巻‼️  会場全てを見事に引き込み、演奏後は『ブラボー👏』の嵐‼️  私は食い入るように指の動きに釘付けでした😳

そしてアンコールはひたすら美しい⤵️の3曲でした✨ ロシアといえば、もう1人忘れてはならないラフマニノフ!と思っていたらここで弾いてくれましたよ😁    ラストのシューマンの「子どもの情景」を弾き終えて大喝采を浴びながら両手をほっぺに合わせて『おやすみなさい』のポーズをしながらお茶目なブルース・リウは舞台袖に姿を消して行きました😊  本当にお疲れ様でした🎹👍

できたらショパンも一曲聴きたかったですね〜🤓  それは次回のお楽しみに😌

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