10/30 内田光子リサイタル🎵 サントリーホール

ピアノ

一度はどうしても聴いてみたかった内田光子さん。  はるかに想像を超えるものだった!  崇高とはこういうことなのかと。。。  何度行ったかわからないサントリーホールですが、初めて感じる空気感。 プログラムはベートーヴェンの最後の3つのソナタ、30.31.32番。 ピアノの音色を超えた音色、、、弱音の天にも昇る美しい音色とトリルの美しく繊細な動きが相まって、私は今いったいどこにいるのかわからないほどの異次元の世界に✨✨あんな音色がいったい何処から出てくるのだろう? ほんとにピアノ?と時折疑ってしまうほど初めて聴く音色。。そして円熟した演奏は一音一音に魂が込められ、これまでの人生全てを素晴らしい作品と向き合い、捧げてきた内田光子ならではの語りがそこにはあったように思う。

内田光子さんといえば1970年にショパン国際ピアノコンクールで2位に輝いた巨匠である。 ピアニストの務川慧悟くんが内田光子さんのこのベートーヴェンソナタ32番を聴いて『あー、そういうことだったんだ』とようやく辿り着くことができた、と語っていたことを思い出す。

この3つのソナタを2005年にアルバムにまとめた際に『人生という長い旅を、この3曲は象徴しているのだ。輝かしい静寂のうちに幕を閉じる旅を。』と内田光子さんは記しているそうだ。

終演後の長い沈黙のあと、静寂と緊迫と異次元の世界から解き放たれ、現実に戻ってきたような瞬間、客席からは嵐のようなスタンディングオベーション!!!

私はすごい場面に遭遇してしまった気がする。 今もその余韻の中にいる。。。

今回のサントリーホールのリサイタルはCD💿として世の中に出るようで、収録をしていたので楽しみに待つことにしよう!

 

内田光子さんが語ってます⤵️    (ツイッター今はX、が見れない方はこの動画残念ながら見れないかも)

https://x.com/daikikato421/status/1488447583987154947?s=46

 

 

 

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