仲道郁代さんピアノリサイタル🎵

ピアノ

今週、上野文化会館には2回足を運びました。 一度目は大学時代の友人である盲目ピアニスト長澤晴浩さんのリサイタル🎵  そして本日はピアニスト仲道郁代さんのリサイタルです🎹  ここは私が幼い頃によく母に連れられて来たり、学生時代に色々なピアニストのリサイタルを聴きに来たホールなので特別な思いがあります。仲道郁代さんは、日本音楽コンクールで彼女が一位になった時に会場で聴いた以来でした。その時に聴いたシューマンの『クライスレリアーナ』があまりに素敵で衝撃的だったので、影響を受けた私は卒業試験と新人演奏会で『クライスレリアーナ』を弾いたのを覚えてます🎶

本日はブラームス一色のプログラムだったのでブラームスの世界にどっぷりと浸り、ブラームスの音の重厚感を肌で感じることができて心に沁みました。 Op.116〜119の4曲を演奏されましたが、演奏前に作品一つずつのちょっとしたエピソードも話していただけて、少しだけブラームスの気持ちに近づけて聴けた気がします。

仲道郁代さんは10年間リサイタルのプロジェクトを実践中らしく、毎年春と秋の2回のリサイタル🎵を開催されてるそうです。本日は5年目の秋リサイタルでした。配布されたプログラムはブラームスの想念、それぞれの作品についての解説が丁寧に書かれた素敵な冊子です✨

先ほどシューマンにちょっと触れましたが、ブラームスとシューマンの妻のクララ・シューマンとの関係は色々な憶測が繰り広げられてきましたが、Op.118、119はクララに捧げるためにブラームスが書いたという話は本当のことです。 クララが亡くなるまで続いたブラームスとの文通は、44年間も続いたそうですよ!すごいですよね!44年間。。。信頼、愛情、友情の積み重ねと思うと驚きを隠せません。それだけに特にこの二つの作品は愛に満ち溢れた素敵なメロディが散りばめられてます🎶 そしてブラームスはクララの誕生日に送った手紙に『あたなとあなたのご主人は、私の人生において最も美しい経験でした』と書いたそうです。

それにしても仲道郁代さんの10年間に渡るリサイタルプロジェクトなんて凄いですね。尊敬します。本日演奏されたピアノはYAMAHAのフルコンでした🎹

私も今年で4回目を迎えるささやかなコンサートを12月に控え、とても刺激を受けました。今自分ができることを精一杯頑張ることが大切ですね😊

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