務川慧悟 🎹ピアノリサイタル🎹in浜離宮朝日ホール 

ピアノ

 

 

今年もたくさんのピアニストたちのコンサートに出かけました🎹 どのピアニストの演奏も私の心の中では輝き続けています。その都度ブログには自分の大切な想い出として書き残してきましたが、今年だけでも20公演近く足を運んでいるようです😅 そしてその最後を飾ってくれるピアニストは『務川慧悟くん』です! 兼ねてから聴きたい聴きたいと思っていたところ、この年末になんと浜離宮朝日ホールにて4日間に及ぶリサイタル🎹を開催しました。プログラムは2日間ずつで違う構成。迷わず両プログラムのチケットを即購入😁 務川くんは世界三大コンクールでもある【エリザベート王妃国際音楽コンクール】で2021年に3位という快挙を成し遂げ、また同年に【ショパン国際ピアノコンクール】で2位を受賞した反田恭平くんの大の親友としても脚光を浴びた日本の若手ピアニストを代表する1人です。以前に反田恭平くんのプロデュースで開催されたコンサートにゲストで来た時に聴いた演奏が務川くんのピアノとの出会いとなりました❣️ その時は反田くんの指揮するJNO(反田恭平くん率いるオーケストラ)バックにシューマンのピアノコンチェルトを演奏、更に反田恭平くんとの連弾でハンガリー舞曲を3曲、そしてアンコールにバッハのフランス組曲より第5番の『ジーグ』を演奏しました。どれも素晴らしい演奏でしたが、私は最後の『ジーグ』に心を持っていかれどうしてももう一度聴きたかったのです!  すると嬉しいことに今回の前半日程(12/15.16)プログラムになんとそのフランス組曲5番が入ってるではありませんか❗️💕 そしてこの度『ラヴェル:ピアノ作品全集』アルバムをリリースした記念演奏会でもあるので、もちろんラヴェルの作品は2日間に分けて演奏します。その曲たちもほんとにどれも聴きたい曲ばかり! そして後半日程(12/20.21)プログラムにはシューマンのクライスレリアーナが入ってたので、これは私が大学4年の最後の卒業試験で弾いた曲でもあるのでこれまた聴きたい! ということで全プログラムを聴きに行きました🎹 チケットは早々にsold outだったので購入できてラッキー✌️ 座席は前半プログラムは正面後方席から、後半プログラムは2階左上席からでしたが、浜離宮ホールは500名ちょっとのこじんまりとした落ち着いた雰囲気のホールなので、どちらも響きも視覚的にも問題なし👌務川くんが大好きなこのホールで、今回のプログラムのリサイタルが実現できたことにとても喜んでました😊 

さて、内容です。言うまでもなくその暖かく澄み切ったそして研ぎ澄まされた音色は誰にも真似ができない奇跡的なもの。待ちに待ったフランス組曲から完全に務川ワールドに引き込まれ、ラモーの作品といい、モーツァルトのソナタといい、シューマンのクライスレリアーナといい、彼の実直な人格者としての姿勢がピアノにそのまま表現されてました。ラヴェルに至っては何も言うことは無いです。というか言葉で表現することが難しいほど美しいのです。ラヴェルの響き、流れ、全てが完成されていてフランスでラヴェルを学び尽くした務川くんのラヴェル対する思いが聴いた瞬間わかります。彼にとってラヴェルとは心のよりどころのような存在だそうです。 そして今回はサプライズがありました✨ リサイタル終演後のサイン会です❣️ まだコロナ禍でもあるので、パテーションありでちょっと距離はありましたがゴールドのペンでしっかりとサインしてもらいましたよ💕 

4日目リサイタル最終日のアンコールはなんとショパンの『英雄ポロネーズ』でした。 務川くんのショパン愛好家は知ってますが(もしかしたら反田恭平くんよりショパンについては詳しいのでは。と反田くんも認めるほど、そしてご本人もショパンの作品で弾いてない曲は一つとしてないと。。)そんな務川くんの生ショパンをここで聴けるとは✨✨✨ 4日間の集大成としてショパンを弾いてくれたことにも感動です❗️

今回の務川慧悟くんのリサイタルは私の一年間の締めくくりにふさわしい、ずっと心に残るであろうものとなりました。

最後に務川くんが今回プログラムにも入れていたラモー(バロック時代のフランスの作曲家)の作品『ガヴォットと6つのドゥーブル』をエリザベート国際音楽コンクールで演奏した時のもの、そして厳かな雰囲気、教会で演奏してる動画をリンクさせていただき終わろうと思います。

皆さま、良いお年をお迎えくださいませ🎍

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