昨夜3月19日はみなとみらいホールに反田恭平くんの指揮するジャパンナショナルオーケストラとピアニストの務川慧悟くん(前半)エリック・ルーくん(後半)の演奏を聴きに行ってきました♪
『一度に有名ピアニスト3人が同じステージに上がることは珍しいです。今日のお客様たちはほんとにラッキー✌️(笑)』
と笑いを誘う反田恭平くんのMCから和やかな雰囲気で始まりました🎶
務川慧悟くん→グリーグのピアノコンチェルトイ短調
エリック・ルーくん→シューマンのピアノコンチェルトイ短調
と一夜になんとコンチェルトを2曲!しかも私のお気に入りピアニストたちの共演、指揮は反田恭平くん!となんとも贅沢なプログラムでした❣️
グリーグピアノコンチェルトはあまり馴染みがないかもしれませんが、ノルウェーの作曲家グリーグの唯一の協奏曲でノルウェーの民族舞曲を取り入れた独特なリズム感がある曲で、本日演奏されるシューマンのピアノコンチェルトの影響を受けてるとの説もあります(共にイ短調)
そしてシューマンピアノコンチェルトはいつ聴いてもやっぱり涙が出るほど美しい✨ こちらもシューマンの唯一のピアノコンチェルト🎹 ピアノとオーケストラの掛け合いが多く見られ、時にはピアノがオーケストラの伴奏のような部分もあるのです。
2曲ともオーケストラの前奏がほとんどなく、いきなりピアノとオーケストラで始まるので最初の一音を聴き逃さないように!と構えてしまいます😅 グリーグはティンパニーのクレッシェンドのすぐあとにピアノの高音和音のフォルテから始まるのでテンションが上がり⤴️そのまま素晴らしくロマンティックなメロディへ🎶 シューマンも同じくいきなりピアノの和音でのメロディが始まり、そのあとオーボエが主旋律メロディを奏で、ピアノが同じメロディをなぞるように始まりますが、それは一度聴いたら忘れられない美しく切ないイ短調のメロディなのですよ。 多くのピアノコンチェルトの中でもシューマンのピアノコンチェルトイ短調はショパンピアノコンチェルトと並んで私の中ではトップクラスです✨
みなとみらいホールのプロデューサーを担う(2023〜2025)反田恭平くんの思考を凝らしたプログラムが組まれた音楽フェスティバルが昨夜から24日まで開催されることになり、その初日のコンサート【ジャパンナショナルオーケストラ ロマン派協奏曲 前夜祭演奏会】でした🎶
務川くんは以前シューマンのピアノコンチェルトを聴いたことがありますが、グリーグは初めてなのでとても楽しみでした! 3楽章は全身を使ってのダイナミックな演奏!ソロの部分は務川くんの超越した技術力演奏力が存分に生かされお見事👏 親友反田恭平くんの指揮ともぴったり合った素晴らしい演奏でした✨
エリックくんにはようやく念願叶って会えたので1音目を聴いた瞬間、感動のあまり涙🥺 しかも大好きなシューマン✨ 2015年のショパン国際ピアノコンクールで最年少の17歳で4位入賞を果たした時のマズルカOp.17-4をYouTubeで聴いて衝撃を受けたのを今でも覚えてます。とても17歳とは思えないバランスの取れた大人っぽい演奏だったことを。 それ以来一度リアルで聴いてみたいと思いながらなかなかチャンスがなく(なかなか来日しないこともあり)やっと聴くことができました。実物はものすごくシュッとした長身で、どこからそんなにエネルギッシュな音が出てくるのかと思うほど繊細な感じですが、繊細さとダイナミックさの調和の取れた非常に洗練された演奏でした。 今度はソロリサイタルに是非行きたいです🎹
私も友人もカーテンコールの時に撮影オッケーだったことを休憩時間に知り、前半の務川くんは撮れませんでした💦が、友人が前から2列目でしたので素晴らしく近いベストショットを撮り、シェアしていただいたのでお借りしました✨
終演後にエリック・ルーくんのサイン会✍️があり、ショパン国際ピアノコンクールで4位になった時のライブCDを購入してサインとツーショット写真を撮っていただきました❣️ 想像通りのとても礼儀正しい優しく感じの良い青年でした✨✨