2/11 ブルース・リウ&ワルシャワフィル🎶

ピアノ

2021年第18回ショパン国際ピアノコンクール優勝者🥇【ブルース・リウ】 の演奏を初めて聴いてきました。 曲はショパンピアノコンチェルト第2番、オーケストラはワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、指揮者はアンドレイ・ボレイコ。2021年ショパン国際ピアノコンクールそのものが現実に目の前で繰り広げられ夢のような時間でした。なぜならマエストロとオーケストラがあの時と全く同じだからです😊 一つだけ違うのはブルース・リウがファイナルで弾いたピアノコンチェルト第1番が今回は2番であること。 ブルース・リウの1番はショパンコンクール公式サイトで何度か聴いたので、今回は2番を聴けてとても嬉しい気持ち。

ショパンはピアノコンチェルトを2曲書いてますが、実は2番は1番より先に作曲されてます。しかし出版順の関係で番号が逆になってます。そう言われてみたら1番の方が華やかで熟練された感じがするような気もします。 私は若きショパンの初々しい、素直で甘美な旋律が散りばめられた2番も1番と同じくらい大好きです。

まさに『息をのむような美しさ』、ブルース・リウの演奏は唯一無二。 鍵盤を撫でるように軽々と鮮やかに美しく弾く姿はさすが世界1になったピアニスト! 納得です。どんなに速いパッセージでもどんなに小さな音でも全ての音がクリアで心の歌声と共に聴こえてくるのです。オーケストラをバックにこんなに全ての音が聴こえてくる演奏って素晴らしい!マエストロもオーケストラも優勝したあの時と同じですから、安心して思い存分演奏できたことでしょう。  演奏後の鳴り止まない拍手にピアノソロのアンコールは、リストの「ラ・カンパネラ」を弾いてくれました。言うまでもなく素晴らしかったですが、これは言葉では表現できない素晴らしさだったのでこれ以上は書けません😅  そしてもう一曲はコンサートミストレスのマリア・マホフスカと、ピアノとヴァイオリンの共演でショパンの「ノクターンOp.9-2」を演奏、サラサーテが編曲したヴァイオリンがメロディライン、ピアノが伴奏を演奏する二重奏になっててとても素敵でした🎶

ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏も素晴らしく、ベートーヴェンの交響曲を生オーケストラで聴いたのは久しぶりでしたが、こんなに心に残る演奏はそうそうないのでは?と思うほどの名演奏でした。 アンドレイ・ボレイコのスマートで洗練された、そしてリズミカルで音楽性に満ちた指揮に感激でした。非常にカッコいいです👍 オーケストラのアンコールも二曲! みなとみらいホールに居ながらポーランドの風に包まれたような気持ちになれたコンサートでした🎶

ブルース・リウのピアノはもちろん【FAZIOLI】でした🎹

タイトルとURLをコピーしました