🎹務川慧悟くん ラフマニノフピアノコンチェルト2番🎹

ピアノ

昨日1/15、みなとみらいホールにて開催された【生きる】をテーマとした若い命を支えるコンサートに行ってきました。 このコンサートは小児がんと闘う子どもたちとそのご家族を支援することを目的としたコンサートで、1996年より毎日新聞社が横浜市と共に毎年実施しているものです。毎回著名な音楽家をゲストに迎え、過去には反田恭平さん、辻井伸行さん、小林愛実さん、藤田真央さん、横山幸雄さんなども参加されており、今回はピアニストの務川慧悟さんとヴァイオリン二ストの山根一仁さんが素晴らしい演奏を披露してくれました。 務川くんのコンチェルトは昨年反田恭平くんの指揮でJNOをバックに聴いたシューマンのピアノコンチェルト以来でしたが、今回はラフマニノフピアノコンチェルト2番という壮大で迫力満点のいつもとはまた違う務川くんの情熱的でエネルギッシュな素晴らしい演奏に感動! 演奏後には司会者からの質問に答えるコーナーがあり務川くんは2つの質問に答えました。

①ピアノの素晴らしいところはどんなところですか? に対して

『ショパンや今日演奏したラフマニノフのように特にピアノ曲をたくさん書いた作曲家の素晴らしい曲を演奏できるところ』

②現在病気と闘う方々へのメッセージをお願いします。に対して

『音楽家としてできることは微力ではあると思いますが、曲には強くて元気な曲ばかりではなく、優しく穏やかで弱い曲もあり、そういった曲を聴いていただき少しでも支えになれたらと思います』

と務川くんらしいお人柄を感じるコメントに感心しました。また、小学生の時は学年で一番体が弱かったと思うくらい月に一度は風邪をひいてしまう子どもだったので、健康に対しての自分なりの理解もしていると話してました。

そしてその後にアンコールを一曲弾きましたが、シューマンのユーゲントアルバム(子どものためのアルバム)より第30番。これはまさに先程務川くんがコメントした通りの優しく穏やかなメロディで心に沁みる曲で胸が熱くなりジーンと涙が出ました。 そして務川くんがこの曲をどうして最後に選んだのかを考えたら彼の優しい心が見えた気がしたのです。会場には患者さんやご家族の方々もみえてるとのことだったので、きっと音楽の素晴らしさが届いてくれたのではないかと思います。

このコンサートは演奏の素晴らしさに感動したのはもちろんですが、音楽は人の心を感動させたり時には支えてくれて偉大な存在だということを改めて感じることができたとても貴重なコンサートだったと思います。

最後に、病気と闘ってる子どもたちが一日も早く良くなり、ご家族と穏やかな時間を過ごすことができますよう心よりお祈り致します。

タイトルとURLをコピーしました